我が国は国土の75%が山地・丘陵また、国土の約25%が軟弱地盤で占められている中で、軟弱地盤を改良する工法が都市構造の複雑化と共に地盤改良の分野において、開発されたのがCCPであります。 |
■当工法のシステムは他の工法と比較してはるかにコンパクトであり、その規模は、従来の薬液注入工法と同じ程 度 であるため、狭小現場における機動性に富み、ボーリングマシンを操作できる空間があれば、確実に固結体を
造成することができます。
■当工法では超高圧の噴射により動圧を加え硬化材に方向性をもたせることにより目的の領域に均一な円柱状の
固結体を造成することができます。
■当工法はジェットによる地盤攪拌のメカニズムにより、砂質土、粘性土等の土質に地中杭が造成できます。
CCP-P工法(有効径φ300~φ500) CCP-L,LE工法(有効径φ500~φ1000) CCP-S,SE工法
(有効径φ800~φ1,500)
■当工法にはジェットの破壊力の影響する範囲だけに改良部分が限定されるため、目的外へのやく出はありません。
本工法では、粘性土を対象とした場合、一般に軟弱といわれるC<0.05N/m㎡を対象として、有効径および引き上げ速度を設定しており、N値による有効径および引き上げ速度の設定はしていない。これは、軟弱な粘性土の場合、N=0という値が測定されていることが多いが、一軸または三軸圧縮試験から求めた粘着力がC≦0.05N/m㎡程度の値をもっていることもあり、N値により軟弱粘性土を分類することは難しいためです。
以上のことにより、本工法は粘性土を粘着力により分類して、有効径および引き上げ速度を設定することを原則とします。
■土質条件とCCP-P標準有効径
ただし
1)施工深度Z>20mについては十分検討の上、決定する必要がある。ここに、Z:深度(m)
2)CCP-5号~CCP-8号の改良は次の噴射条件による。常用圧力 P=20.0Mpa、吐出量 q=0.035㎡/分
3)砂礫土については試験施工等することが望ましい。
■土質条件とCCP-P標準有効径
ただし
1)施工深度Z>20mについては十分検討の上、決定する必要がある。ここに、Z:深度(m)
2)CCP-5号~CCP-8号の改良は次の噴射条件による。常用圧力 P=20.0Mpa、吐出量 q=0.035㎡/分
3)粘着力がC≧0.05N/m㎡程度以上の場合、所定の有効径が確保できないこともあるので注意する必要がある。
4)腐植土については試験施工等することが望ましい。
■土質条件とCCP-L標準有効径
ただし
1)施工深度Z>20mについては十分検討の上、決定する必要がある。ここに、Z:深度(m)
2)CCP-5号~CCP-8号の改良は次の噴射条件による。常用圧力 P=20.0Mpa、吐出量 q=0.08㎡/分
3)砂礫土については試験施工等することが望ましい。
■土質条件とCCP-L標準有効径
ただし
1)施工深度Z>20mについては十分検討の上、決定する必要がある。ここに、Z:深度(m)
2)CCP-5号~CCP-8号の改良は次の噴射条件による。常用圧力 P=20.0Mpa、吐出量 q=0.08㎡/分
3)※印についてはN<1(W/C=150%,以上)として、今回より設定したが、特殊な地盤のため試験施工等による有効径、改良強度の確認の必要がある。
4)粘着力がC≧0.05N/m㎡程度以上の場合、所定の有効径が確保できないこともあるので注意する必要がある。
5)腐植土については試験施工等することが望ましい。
■土質条件とCCP-LE標準有効径
ただし
1)施工深度Z>20mについては十分検討の上、決定する必要がある。ここに、Z:深度(m)
2)CCP-5号~CCP-8号の改良は次の噴射条件による。常用圧力 P=20.0Mpa、吐出量 q=0.08㎡/分
3)砂礫土については試験施工等することが望ましい。
■土質条件とCCP-LE標準有効径
ただし
1)施工深度Z>20mについては十分検討の上、決定する必要がある。ここに、Z:深度(m)
2)CCP-5号~CCP-8号の改良は次の噴射条件による。常用圧力 P=20.0Mpa、吐出量 q=0.08㎡/分
3)粘着力がC≧0.05N/m㎡程度以上の場合、所定の有効径が確保できないこともあるので注意する必要がある。
4)腐植土については試験施工等することが望ましい。
■土質条件とCCP-S標準有効径
ただし
1)施工深度Z>20mについては十分検討の上、決定する必要がある。ここに、Z:深度(m)
2)CCP-6号~CCP-8号の改良は次の噴射条件による。常用圧力 P=40.0Mpa、吐出量 q=0.1㎡/分
3)砂礫土については試験施工等することが望ましい。
■土質条件とCCP-S標準有効径
ただし
1)施工深度Z>20mについては十分検討の上、決定する必要がある。ここに、Z:深度(m)
2)CCP-6号~CCP-8号の改良は次の噴射条件による。常用圧力 P=40.0Mpa、吐出量 q=0.1㎡/分
3)粘着力がC≧0.05N/m㎡程度以上の場合、所定の有効径が確保できないこともあるので注意する必要がある。
4)腐植土については試験施工等することが望ましい。
■土質条件とCCP-SE標準有効径
ただし
1)施工深度Z>20mについては十分検討の上、決定する必要がある。ここに、Z:深度(m)
2)CCP-6号~CCP-8号の改良は次の噴射条件による。常用圧力 P=40.0Mpa、吐出量 q=0.1㎡/分
3)粘着力がC≧0.05N/m㎡程度以上の場合、所定の有効径が確保できないこともあるので注意する必要がある。
4)腐植土については試験施工等することが望ましい。
■土質条件とCCP-SE標準有効径
ただし
1)施工深度Z>20mについては十分検討の上、決定する必要がある。ここに、Z:深度(m)
2)CCP-6号~CCP-8号の改良は次の噴射条件による。常用圧力 P=40.0Mpa、吐出量 q=0.1㎡/分
3)粘着力がC≧0.05N/m㎡程度以上の場合、所定の有効径が確保できないこともあるので注意する必要がある。
4)腐植土については試験施工等することが望ましい。
RJP工法の標準設計有効径は、改良対象地盤および施工条件により決定されます。
※この表は採取コアの試験結果より設定しました。(4週強度)。
※改良体の単位体積重量および内部摩擦角は原地盤と同等とします。
※ 1週強度は4週強度の30%~40%とします。
※砂礫は砂質土に準じます。
D:有効径、l1:横方向の間隔、l2:縦方向の間隔
但し、施工深度が深い場合(20m以上)、斜施工、砂礫地層、玉石層等については、ボーリング精度を別途考慮します。
※通常のCCP硬化材」と異なる配合を使用する場合は室内配合試験、試験施工により決定する。
腐植土用の硬化材の標準配合はCCP-8号とするが、改良体の強度設定が必要な場合は室内配合試験を実施し、設定する。
用途
超高圧ジェットによる岩石を除くあらゆる地盤をセメントミルクにて攪拌し間隔を充槇、固結、改良し杭状構造物が低騒音・低振動にて造成できるので、都市における土留連続壁、建築物、建築物の支持杭、摩擦杭、止水壁、シールド、押管回りの土留および地盤改良等に適用できます。